毎週第2土曜日はBigMagicのレガシー。

関西でも色々とレガシーの大会が増えてきたけれども、
やっぱりBMのレガシーが、うちにとっては本番です。

なんとしてでも、頂上から見渡してみたいのですが……はてどうなるか。

今回の相棒は勿論これです。




[Land] 24
6 《冠雪の島/Snow-Covered Island(CSP)》
1 《山/Mountain(ZEN)》
4 《Volcanic Island(LEB)》
1 《Tundra(LEB)》
1 《滝の断崖/Cascade Bluffs(EVE)》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
1 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand(ONS)》
4 《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory(4ED)》
2 《変わり谷/Mutavault(MOR)》

[Creature] 3
3 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》

[Sorcery] 5
4 《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》
1 《苦悩火/Banefire(CON)》

[Instant] 26
4 《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》
3 《渦まく知識/Brainstorm(ICE)》
4 《稲妻/Lightning Bolt(4ED)》
2 《噴出の稲妻/Burst Lightning(ZEN)》
3 《対抗呪文/Counterspell(ICE)》
2 《テフェリーの反応/Teferi’s Response(INV)》
3 《火+氷/Fire/Ice(APC)》
4 《Force of Will(ALL)》
1 《威圧/Dominate(NEM)》

[Artifact]
3 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》

[Sideboard] 15
3 《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
4 《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》
3 《粉々/Smash to Smithereens(SHM)》
2 《威圧/Dominate(NEM)》
1 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt(TSB)》
2 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》



MUDは数はいないのはわかっていても、0でないこともはっきりしている。
ならば警戒しないわけにはいかないじゃないか。


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第1回戦 The Rock (鎌田さん)

Duel1 先手

鎌田さん曰く「俺には回せないデッキ」
……全く想像ができない。

《Bayou(LEB)》を置かれ、タルモを出されそうになってはじめて
もしかしてRock系? と思い始めるが確信には至らず。

ヴェンディリオンを3Tに呼び出すと手札が
《Hymn to Tourach(FEM)》
《名誉回復/Vindicate(APC)》
《ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch(RAV)》
《Savannah(LEB)》
《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold(STH)》
でようやく、Rockなことが判明。

「じゃあ、要塞で……無理ジャン!」
一人ぼけ、一人突っ込みをする馬鹿です。

ということで《名誉回復/Vindicate(APC)》を下に送り、ヴェンディリオンビート開始
途中からはミシュラも絡ませ積極的に攻勢に出て、そのまま殴りきる。


Duel2 後手

ランドが5枚、スペル2枚という手札をキープ。
T1に思考囲い、T2にHymmを打たれると、なんとこれがスペル2枚。
残った手札はランドだけという状況に。

そんな隙を見逃すわけもなく、タルモが出てきて強烈パンチ。
そのまま対抗手段も引き込むことができずに、ビートされる。
ライフが5を超えたタルモは本当にチート。


Duel3 先手

先手T1の《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》からスタート。
幻視が幻視を引き込み、常時手札があふれている状態を維持することができる。
Rockは1発1発のカードパワーが高いので、とにかく使いまわされないことを心がけ
《永遠の証人/Eternal Witness(5DN)》は絶対に通さないプレイング。

最終的に幻視は4枚引き込み、それだけで12枚のアド差が発生。
豊富な手札にバックアップされたミシュラ・谷がじわじわライフを削る。

しかしここに立ちはだかるのが《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》
本当に嫌がらせが上手すぎる。
キッチンに火力を打ち込まなければいけないとかなんか屈辱的である。

しかしやはり12枚のドロー差は大きく、だんだんとこちらに戦局が傾き
最終的には9点苦悩火を叩き込み勝利

1-0-0


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第2回戦 MUD

キタ、MUDキタ。リベンジあるのみ
(まぁ前回当たった相手とは違うんですが)

Duel1 先手

相手が2枚の《電結の荒廃者/Arcbound Ravager(DST)》を繰り出してくるが
火力で除去ることに成功。
ヴェンディリオンで相手のハンドを除くとるつぼがあったので
ノータイムで取り除くとかなりこれが利いたとのこと。

相手の3枚目の《電結の荒廃者/Arcbound Ravager(DST)》が大きくなり
1発殴られるものの、《苦悩火/Banefire(CON)》5点と稲妻で討ち取る。
全力を注ぎ込んでの除去だったが、これで相手の攻撃がストップ。

ヴェンディリオンがとまらない状況になったため投了


Duel2 後手

相手が、土地1枚引いたらぶん周りというハンドをキープ(したらしい)。
しかし数ターン引かない事故。
ただ土地を引いていたとしても《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》を
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond(STH)》狙いで抱えていたので
展開がどうなったかは微妙なところ。

ミシュランビートを開始したところで、ようやく2枚目のランドをドロー。
呼ばれるは《姥の仮面/Uba Mask(CHK)》。
その仮面を貫いてみると、そのまま流れが変わることはなし。

2-0-0

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2回戦終了後、自決さんと2勝組みのデッキについて話す。
結論としては
「絶対に当たってはいけないデッキは、
 (自決さんが2戦目に負けた)ターボジョークル」


試合開始前に、隣の席に座ったクリストファさんに
「調子いいですねぇ、このまま全勝してくださいよ」といわれたので
「2連勝から、2連敗で結局5分はうちのデフォですから」と返す


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第3回戦 ターボジョークル

《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》をフィニッシャーとして迎え
往年の名デッキ、ターボジョークルが復活!

……全く、余計なフラグは立てないほうがいい……

Duel1 後手

セットランドがINVの2マナランド。まさにターボジョークル。
ということでなるべくランドをキープして試合を進める。

《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》を待機し、残りカウンター1で
相手から抹消がプレイされる。勿論カウンターできないわけだが
その次のターンに解決される幻視。
そしてこのドローが強い強い。

ディフェンスには定評があるミシュラが、相手の《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》
《冥界のスピリット/Nether Spirit(MMQ)》をがっちりとマークしている間に
《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》が空中をビート。

抹消を打たれたが、奇跡の勝利を掴み取る。


Duel2 後手

《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》ビートモードに相手が移行。
T1のエンドに《納墓/Entomb(ODY)》から《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》。

とにかくこれが強い強い。全くとまらない。
これに火力を打ち込むむなしさも無いが、しかしとめないわけにも行かず。
なんとか時間を稼いでいると2体目の《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》。

そこでようやくミシュラを引き込んだので、一息つきつつセット。
次のターンブロックに回そうとすると、打ち込まれるのは
《ウルザの激怒/Urza’s Rage(INV)》!
カウンター……できない……

それ以上《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》を止める術なし


Duel3 先手

こちら1マリガン

相手のT1ドローからディスカード《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》!
T3に2体目の《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》
さらに次のターンに《冥界のスピリット/Nether Spirit(MMQ)》が呼ばれる。

勝てるビジョンが全く見えない。
もう、一切の勝利手段は存在しない。

2-1-0

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第4回戦 BGW GoodStaff

ボブ・タルモ・《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》・猫など
優秀なクリーチャー軍団でビートするデッキ
デッキ名なんていうの?

Duel1 後手

《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》をいなしつつ、T3にヴェンディリオン
すると相手の手札が
《剣を鍬に/Swords to Plowshares(ICE)》とランド3枚。
ソープロを下に送り、そのまま後続部隊をいなしていると自然と勝利。

相手のマナフラッドで勝ってしまった


Duel2 先手

開始からボブ3体を除去。
タルモ2枚を《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》。
こっちも大分疲弊するが、相手の手札が1枚となる。

そこから呼ばれるのが猫。特に問題は無い。
手札にはカウンターも除去もないが、なんとかなる

と思っていると

相手の次のドローが
《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》
そして次のドローが
《墓忍び/Tombstalker(FUT)》

ちょっと前まで19あったライフが一瞬で削り取られるという事態発生。


Duel3 先手

こちら1マリガン

マリガン後のランドが
《Volcanic Island(LEB)》
《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory(4ED)》
という、どうみても不毛しか見えない状態だがやらざるを得ない。

《Volcanic Island(LEB)》を置くと、果たして
当たり前のように《不毛の大地/Wasteland(TMP)》。
2Tミシュラ1枚でとまる。

なんとか引きなおすも《名誉回復/Vindicate(APC)》《Sinkhole(LEB)》と
立て続けにランドが割られ、無色しか出ない状況が続く。

それでもぎりぎりの所で粘り続け、残りライフ2の状態。
相手にはタルモと猫とボブ。
こっちのランドは5枚。
《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》を打ち込まれるので、やむなく
《威圧/Dominate(NEM)》でタルモをパクル。

相手「あー、取られちゃったーどうしたいいんだろう」と思案

こっちは、気が気じゃないので、殴らないで、殴らないでーと念を送るも
相手「ライフ残り2点ですよね?」
うち「はい」
相手「ボブと猫でアタックします」

ですよねー


2-2-0

……結局ここに帰ってくるのか

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第5回戦 自決式 恐血鬼デックWin (自決道さん)

Duel1 後手

《陰謀団式療法/Cabal Therapy(JUD)》で手札を覗かれ、
《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》でFB。
2枚のヴェンディリオンを抜かれるという立ち上がり。

しかし自決さんのランド引きがよくなく、
《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》がなかなか墓地から戻ってこない。

《朽ちゆくインプ/Putrid Imp(TOR)》が出てきたので何をしてくるのかと
身構えるも、そのまま殴られる。
ライフ14になったところで《威圧/Dominate(NEM)》でインプゲット。

そこから逆襲を開始。
インプとミシュラで毎ターン4点のビートダウン。
そのころになると自決さんがランドを引き始め
《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》がこんにちは。
よって毎ターン、毎ターン火力でこんがり焼きつつインプビート。

最終的に相手のインプが止めを刺しきる。


Duel2 後手

相手1マリガン

T3のヴェンディリオン(こればっかりだな)でチャリスを下に送りながら
ビート開始、11まで削ったところで除去られる。
次にミシュラビートに切り替え、ミシュラと谷で1回殴る
ライフが18vs7。

ここで自決さんが呼んでくるのが《墓忍び/Tombstalker(FUT)》

これが通ってしまうも、しかしおいそれと殴ってくることができない。

ここで《強迫/Duress(7ED)》を打たれる。
こちらの手札は、
《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》と《威圧/Dominate(NEM)》

一瞬《威圧/Dominate(NEM)》を抜かれそうになるが、
さすがに11マナには届かないw(そのときは6マナ)ことに気づき爆薬に変更。

その次のこっちのドローが《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》
速攻待機し、うだうだ時間を延ばし、ドローすると
ランド3枚、、、通常ドローもランド。なんじゃそりゃ・・・
しかし、ワンチャンス《墓忍び/Tombstalker(FUT)》奪い取りまで見えてくるw

ランドが10枚並び@1枚で威圧状態に入るという所で、
《汚染/Contamination(USG)》!
そして《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》。
折角の俺の墓忍びが……(違

さすがにランドがすべて黒になってはどうもならないのでスタック稲妻。

そして次のドローが……3枚目のミシュラ!
ということで、殴りかかって勝利を収める。


墓忍び取れれば、それだけで記事のネタになったのにw

3-2-0

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どうしても2-0からの壁が突き破れない。
どうしても2-0から一歩階段を登ることができない。

ここには何故かくも大きな壁があるのだろうか。

デッキ自体は、非常によく回ってくれる。
回していて楽しいし、答えも返してくれる
後は乗り手の問題なんだろう、、、

以前の大会でも感じたが、2-0から勝てないということが
未熟の証明であり、勝ち組に名を出せない最大の要因なんだろう。


しかし……《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》は強かった。
いやデッキの構造的に、除去を無意味にさせるクリーチャーに勝てないのは自明である。
だが、最近はそんな奴はいなかった。

もし《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》が一線級に躍り出るのであれば
MUDなんぞ目じゃないレベルで何か対策が必要になってくる。


ネザーゴーを使っていたとき、使われたときのなんともいえない
無力感を思い出してきた。

コメント

ヘギーおにいさん
ヘギーおにいさん
2009年10月11日1:09

>墓忍び取れれば、それだけで記事のネタになったのにw
オラ今日《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》2回パクっただ。

ふみ@せーご
2009年10月11日1:11

貴方が神か!
よくカウンターかいくぐれましたねw

ヘギーおにいさん
ヘギーおにいさん
2009年10月11日1:19

あ、あと質問なのですが、
上記のレシピだと、サイド時に抜くものに迷った場合、《火+氷/Fire+Ice》を減らす、ってことが多いと思うのですが、メインから《火+氷/Fire+Ice》の枚数を減らすのってどうなんでしょう。
ふみさんに思うとこがあれば意見いただければありがたく。

ふみ@せーご
2009年10月11日2:51

> ヘギーおにいちゃん
《火+氷/Fire/Ice(APC)》を抜くという選択肢は考えたことがありませんでした。
正直このスペルの便利さに目を取られすぎていましたね。

だからメインボードは3枚は鉄板だと思っていました。
むしろ増やしたいぐらいです(手をつけるという発想が無かった)

確かに言われてみて《火+氷/Fire/Ice(APC)》をサイドから落とすというのは
相手によっては十分にありな気がします。
とはいえ可能な限り《火+氷/Fire/Ice(APC)》には手をつけずに済ませたいですが。

ただ何分机上の空論で、また今ひとつこれだ、という意見がありません。
もう一度月曜日に大会があるので参加できるようであれば
火/氷outも念頭に置きつつサイドボーディングしてみて
そこで改めて結果を記述したいなと思います。

そうすればメインも見えてくるかなと。

キモロン
2009年10月11日12:52

どうも、未熟なEva使いT西ことキモロンです。リンク宜しくお願いします

ふみ@せーご
2009年10月11日14:16

> キモロンさん
こちらからもリンクさせてもらいました
また戦いましょうw

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