タイトルというものは、いわば人の顔であり、
何をおいても真っ先に目に入ってくる場所である。

人はそれを見て、内容に関してある程度の予測をつけ本文を読み始める。
その「予測」は自分の中の尺度を基準としたものになるので
人によって千差万別の結果が生じるが、タイトルのつけ方を工夫することで、
ある程度はその尺度を統一化することが可能だ。

小説であれば書名が気に入らなければ手に取られない。
一方で一度購入してもらえれば、各章の出だしがどれだけ意に沿わなくとも
そうそう投げ出されるものでもない。

しかしながらネット上の記事はそうもいかない。
タイトルの出来如何で、クリックという結果に綺麗に差が生じる。
刺激的なセンテンスよりも、一目ででそして最大公約数的に誰にでも
内容を把握させる一文が求められる。


ここのタイトルは最悪である

東スポ(大スポ)は凄いと思ったそんな昼下がり


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さて昨日の続き

[Tier2]
ANT メタランク:C

7月のレガシー日本選手権では三大メタといわれていたコンボデッキ
(残りの二つはZooとマーフォーク)
M10発売時のルール改正と、その後の対抗カードで若干その位置を下げた。
全体的に使用頻度が落ちてきているように思われる。

とはいえ、もともとのデッキからカードが禁止されたわけではなく
2ターンキルこそ減ったが、安定して決めてくるので強烈である。
(そういう意味ではTier2にしてることが間違い)

《むかつき/Ad Nauseam(ALA)》からライフが続く限りのドローを行い
0~2マナの軽量スペルを連打、ストームを稼いで《苦悶の触手/Tendrils of Agony(SCG)》
という形が基本の流れ。3~4ターンが基本線。
ストームが足りない場合は《燃え立つ願い/Burning Wish(JUD)》で
サイドの《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》にアクセスし、
12体近くのゴブリンを並べるという第二の手段もある。

とにかく相手が動き出す前に可能な限りのライフを削ることを目指す。
むかつきスタート時にライフが10前後までいっていれば、多少の目はでてくる。
ライフを落とせばそれだけむかつき死(必要なカードが見える前にライフが尽きる)
を引き起こしやすくなる。

1本目などでむかつきスタートされた場合、すぐに投了するのではなく
デッキに入っている妨害カードをある程度見極めるのが良いと思われる
(《オアリムの詠唱/Orim’s Chant(PLS)》《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》の枚数など)

ドレッジと並んで、使われてみないと動きがわかりにくデッキ筆頭
# まぁコンボって性質自体がそういうもんですが。

主要カード
《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond(MIR)》
《水蓮の花びら/Lotus Petal(TMP)》
《燃え立つ願い/Burning Wish(JUD)》


BGWビート メタランク:C

三色の優良クリーチャーを採用しビートするデッキ。
各クリーチャーの線がかなり太いのが特徴。
EvaGreenやThe Rockに比べて採用しているクリーチャーの枚数が多い。
その代わり妨害手段は必然的に減ることになる。
(どちらかといえばEva Greenに近い)

採用されるクリーチャーは
《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》
《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(ARB)》
《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》
などで、これらはほぼ確定といってもいい。

クリーチャーが多いので
《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》も入ることがある。
除去は《剣を鍬に/Swords to Plowshares(ICE)》《殺し/Snuff Out(MMQ)》など

主要カード
《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》の
《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》


Landstill メタランク:C

レガシーでは唯一といっていい純コントロール。
嵌れば抜け出しにくいが、環境が全体的に早いことから使用者も多くは無い。
とにかく4マナに届くことを第一条件としている。
(そのため《不毛の大地/Wasteland(TMP)》などがかなり効く)

4マナに辿り着いて《謙虚/Humility(TMP)》《神の怒り/Wrath of God(10E)》
《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(ALA)》
といった強力スペルで場をコントロールしていく形を取る。

そこに辿り着くために《行き詰まり/Standstill(ODY)》で場に蓋をし
時間を稼いでいくのが基本スタイル。
T1に《剣を鍬に/Swords to Plowshares(4ED)》でクリーチャーを消され
T2に《行き詰まり/Standstill(ODY)》をされるとかなり苦しくなる。

《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory(4ED)》
《正義の命令/Decree of Justice(SCG)》
《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(ALA)》
といったあたりがフィニッシャーとなる。
殴り始めるのはある程度場をコントロールしてからになるので
攻撃を受け始めたらかなり厳しい状況になったと考えてよい。

とにかくLandstillとの戦いは時間がかかるので3本目まで出来ない可能性もある
場を掌握されている場合は(残り時間次第では)素直に投了するのもあり。

UWを基本線とし、G/B の三色。両方加えた四色が存在。
四色の場合、《破滅的な行為/Pernicious Deed(APC)》が使用される。
ただし色数を増やせば増やすだけ《不毛の大地/Wasteland(TMP)》に弱くなる。

主要カード
《行き詰まり/Standstill(ODY)》
《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory(4ED)》
《世界のるつぼ/Crucible of Worlds(10E)》


BTB メタランク:C

デュアルランド溢れるレガシーへのアンチデッキ。
《基本に帰れ/Back to Basics(USG)》を主軸にした昔ながらの青単。
ZENで対抗色フェッチが登場した関係で、基本土地がある程度つみやすくなったこともあり
多少はランクを落としたかもしれない。
とはいえやはり一部のデッキには刺さることは間違いなし。

無理なく《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles(5DN)》を使えるので注意が必要。
ただし《クローサの掌握/Krosan Grip(TSP)》のお陰で
出されたら負け、というレベルではなくなっている。

フィニッシャーは
《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror(CHK)》
《変異種/Morphling(USG)》
《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir(TSP)》
あたりから選ばれるがM10ルールで《変異種/Morphling(USG)》が弱体したため
《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror(CHK)》一強になりつつある

《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle(ZEN)》……は無いだろ。

注意しないといけないのは、主軸にしないまでも
ある程度を基本地形にでまとめたUWなどが
BtBを入れている可能性があること

環境では一番遅いデッキ、と思われる。
尚、某潜水艦の大会では、メタランクがAに跳ね上がる。

主要カード
《基本に帰れ/Back to Basics(USG)》
《火薬樽/Powder Keg(UDS)》



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