何故、本文の前に前文を書きたくなるのだろうか。
そもそも文章という奴を書くのが得意ではない私は、
日記の「入り方」にいつも苦労することが多い。

昔は「会話文」からでないと、ものを書けないという変な時期もあった。

それもこれも本文の拙さを少しでも和らげたい、
という逃避行動からきているのだと自分自身では考えている。

しかしその逃避するための行動が、
目的を達成するだけのレベルに達していないなら結局のところ
まさに蛇足にすぎないのだ、と今更ながらに気がついた次第である。


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昨日からの続き


[Tier2]
ドレッドスティル メタランク:C

《もみ消し/Stifle(SCG)》と《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought(MIR)》
の組み合わせを主軸に、一発フィニッシュを狙うデッキ。
(ドレッドノートの187能力をもみ消す。)
ただし出せたとしてもドレッドノートは除去られる可能性が高いので
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top(CHK)》+《相殺/Counterbalance(CSP)》も
あわせて積み込み、バックアップ体制を整える。

またドレッドノート以外のアタッカーとして
《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory(4ED)》が
採用され、工廠と組み合わせると強力な《行き詰まり/Standstill(ODY)》も用いられる。
そういった意味では、CTGとLandstillのいいところをピックアップし
それぞれのデッキに素直に入るもみ消しと相性が良いドレッドを乗せたともいえる。

ドレッドノートにもみ消しを使わなければいけない関係上、
フェッチ起動をもみ消し去れる可能性は他のデッキよりは若干下がる。

追加のもみ消しとして《計略縛り/Trickbind(TSP)》が1・2枚入る。
もみ消しを打ち消そうと構えて、《計略縛り/Trickbind(TSP)》されると目も当てられないので
ドレッドノートを出してきたときの相手の動きと残りマナには要注意。

多くの場合、URGで組まれる。
《剣を鍬に/Swords to Plowshares(ICE)》を採用するためにWを入れるのは稀。
またコマやドレッドノートにアクセスできることから
《粗石の魔道士/Trinket Mage(5DN)》が採用される。

主要カード
《もみ消し/Stifle(SCG)》
《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought(MIR)》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top(CHK)》


The Rock メタランク:E

BGWの組み合わせではもっともコントロール寄りのデッキタイプ。
《破滅的な行為/Pernicious Deed(APC)》をコントロールの主軸におき
三色の優良カードを上から順に詰め込んでいったパワーデッキ。

《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》とは異なり
ミシュラランドやアーティファクトランドも破壊できるのがディード。
基本的にディードで1度は流してからゲームプラン開始というところもある。

また《永遠の証人/Eternal Witness(5DN)》でそれらの強力カードを
使いまわすことも主軸においており、
時間がかかるとLandstill以上に打破する手段が細くなってしまう。

採用されるクリーチャーは人によって千差万別であるが
《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》は確定。
《ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch(RAV)》の採用率も高い。
(フィニッシュ力に加え、ライフ回復能力は想像以上に強力)

他に
《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower(LRW)》
《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》
《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》
などがその人の好みでチューンされる。

主要カード
《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top(CHK)》
《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》


MUD メタランク:E

《金属細工師/Metalworker(UDS)》がレガシー解禁になったことで
はれて一線級に出てくるか否か……というレベルにいるアーティファクト単。
《ゴースト・タウン/Ghost Town(TMP)》《裏切り者の都/City of Traitors(EXO)》
の2マナランドを主軸にして、重アーティファクトを連発する。

1ターン目の《虚空の杯/Chalice of the Void(MRD)》X=1
2ターン目に《三なる宝球/Trinisphere(DST)》
とされるとほとんどのデッキは沈黙する
(STAXやドラゴンストームでも同上)

《威圧の杖/Staff of Domination(5DN)》と《金属細工師/Metalworker(UDS)》で
無限マナ・無限ドローを行ってくるパターンと
《トリスケリオン/Triskelion(MRD)》《電結の荒廃者/Arcbound Ravager(DST)》
でビートしてくるパターンを持ち合わせている。
特に後者は、アーティファクトを上手に使用することで
考えている以上のダメージが叩き込まれることがあるので注意。

一方で手札を整える手段は皆無に近いので、
初手次第ではほとんど動き取れないこともある。
また《金属細工師/Metalworker(UDS)》に頼っている部分も多いので
ここをケアすることで流れをとめることが出来る可能性も高い。

手札リカバリーのためにUを足して
《物読み/Thoughtcast(MRD)》《知識の渇望/Thirst for Knowledge(MRD)》
を入れているケースもある(5・6枚)

主要カード
《ゴースト・タウン/Ghost Town(TMP)》
《裏切り者の都/City of Traitors(EXO)》
《金属細工師/Metalworker(UDS)》


黒単コントロール メタランク:E

沼を並べて、大量のマナからドレインを行う昔ながらのデッキタイプ。
黒のクリーチャー除去能力は非常に高く《滅び/Damnation(PLC)》も得たころから
レガシー環境にしては、かなりのランド枚数まで辿り着くことも少なくない。

《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》の登場で若干形が変わってくることも想定されるが
黒単色という基本線は外れないと思われる。
ドロー能力としては定番の《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》をはじめ
《血の署名/Sign in Blood(M10)》《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena(APC)》
なども用いられる。

フィニッシャーは無理なく
《墓忍び/Tombstalker(FUT)》

# 《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》の登場で青にもぶつかれるようになったし
# 環境的にはビートにもコンボにも強そうだし、
# 正直もっと増えてもいい気がするのだが……

主要カード
《強迫/Duress(7ED)》
《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory(4ED)》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth(PLC)》


チームアメリカ メタランク:D

王者スレッショルドを打倒するべく現れたデッキタイプ。

UBGの三色で構成されるが、メインのマナ拘束がかなりきつく
その上《不毛の大地/Wasteland(TMP)》を4枚積んだりと
回すのにはかなりの力が求められる。
(色の問題から基本地形はほとんど採用されていない)

《不毛の大地/Wasteland(TMP)》
《Sinkhole(LEA)》
《もみ消し/Stifle(SCG)》
と積極果敢にランドを破壊しながら、
《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
《墓忍び/Tombstalker(FUT)》
という2大クリーチャーにつなげ速やかにビートする。

とにかくマナがかつかつになり、余裕などは無いので除去は
《殺し/Snuff Out(MMQ)》が採用されることが多い。
やられる前に殺れを地でいくデッキである。

《Sinkhole(LEA)》の部分を《Hymn to Tourach(FEM)》にするケースも
散見されたが、主流は《Sinkhole(LEA)》型だと思われる。

主要カード
《もみ消し/Stifle(SCG)》
《Sinkhole(LEA)》
《目くらまし/Daze(NEM)》


ドラゴンストンピィ メタランク:D

初手ハンド命。
2マナランド・《金属モックス/Chrome Mox(MRD)》・《煮えたぎる歌/Seething Song(MRD)》
などでマナをダンプさせ、一気に場の掌握にかかる。

・《血染めの月/Blood Moon(DRK)》《月の大魔術師/Magus of the Moon(FUT)》
 張ることでデュアルランドを機能不全にする。
・《虚空の杯/Chalice of the Void(MRD)》と《三なる宝球/Trinisphere(DST)》で
 身動きが取れないようにする
・《ラクドスの地獄ドラゴン/Rakdos Pit Dragon(DIS)》を出して速攻。
・《弧炎撒き/Arc-Slogger(MRD)》でビート打倒
など、ケースパターンは色々あるが、赤主軸なので手札調整は無理であり
自分の引きに自信が無いと使いこなすのは難しい。

逆にひかれているとどうしようもなく負けることも多い。

手札を使いきり暴勇状態の《ラクドスの地獄ドラゴン/Rakdos Pit Dragon(DIS)》
《ギャサンの略奪者/Gathan Raiders(FUT)》が動き出すと相手ペース。
それを除去れればいっきにこちらの流れになる。

モーフが出てきた場合
9割《ギャサンの略奪者/Gathan Raiders(FUT)》
1割《憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury(PLC)》
モーフを表替えす能力はスタックに乗らないので注意。

主要カード
《金属モックス/Chrome Mox(MRD)》
《煮えたぎる歌/Seething Song(MRD)》
《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide(PLC)》


バーン メタランク:D

16枚(!)の1マナ3点火力から流れるように相手を焼きつくことを目的とする。
(《稲妻/Lightning Bolt(4ED)》《Chain Lightning(LEG)》
 《溶岩の撃ち込み/Lava Spike(CHK)》《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》)
特にデュアルランド標準装備のレガシーでは、
《発展の代価/Price of Progress(EXO)》がメインから4枚つまれることも多い。
低マナ火力が非常に充実しており、3マナ以上のスペルはほとんど無い。

その関係上《虚空の杯/Chalice of the Void(MRD)》1枚で沈黙することも。

《マグマの噴流/Magma Jet(5DN)》は2マナ2点であるが、
赤にはないその能力が非常に高性能なため採用されることが多い。

また純火力ではなく、《ミシュラのアンク/Ankh of Mishra(6ED)》を
採用したアンクバーンも存在する。
またこの場合は重なったアーティファクトを処理するために
《爆片破/Shrapnel Blast(MRD)》が採用されることもある。

置物として考えられるのは上記以外に《硫黄の渦/Sulfuric Vortex(SCG)》など。

# 《火炎の裂け目/Flame Rift(NEM)》は強いと思うんだけどなぁ、、、

主要カード
1マナ3点の火力
《発展の代価/Price of Progress(EXO)》
《火炎破/Fireblast(VIS)》


白単キスキン メタランク:D

一つ前のスタンダードで一線級だったデッキタイプ。
レガシー日本選手権に持ち込まれベスト8を達成したことから一気にその力が広まった。

ローウィンブロックでフィーチャーされた部族タイプキスキンを中心にすえた
白単ビートダウン。やっていること自体は昔からの白単と変わらない。
にもかかわらずほとんど全てのカードの能力がバージョンアップされており
とにかく昨今のクリーチャーの優秀さがこれ以上なくわか(らせられ)る。

環境に全体破壊スペルが少ないことも追い風(ラスゴはほとんど存在しない)

サイズがひとまわり上の《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》には苦戦させられるが
《幽体の行列/Spectral Procession(SHM)》の飛行がバカにならず、
ダメージレースに持ち込むこともできる。
またこのカードは相殺にひっかからないも大きい。

《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain(LRW)》も強力。
《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》の力で
全体火力にもある程度の耐性を保持している。

主要カード
《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart(LRW)》
《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》
《風立ての高地/Windbrisk Heights(LRW)》


白STAX メタランク:D

白を主軸とした、2マナランドデッキ。
よって、ドラゴンストンピィ・MUDで記載したことと同じ動きをとることができる。

白STAXの特徴としては、《悟りの教示者/Enlightened Tutor(MIR)》から
アクセスできる多種多様なアーティファクト・エンチャントを無理なくつめること。

《世界のるつぼ/Crucible of Worlds(10E)》で
《不毛の大地/Wasteland(TMP)》を使いまわし
《煙突/Smokestack(USG)》で残りのパーマネントも締め上げる。

《ハルマゲドン/Armageddon(S00)》も基本的に実装されている
(場合によっては《戦の惨害/Ravages of War(PTK)》かもしれないが)
ゲドンモードまで行ってしまえば、STAX管理下から抜けるのは相当厳しい。

このデッキので出てくるモーフは
ほぼ100%《賛美されし天使/Exalted Angel(ONS)》といっていい。
表になるとゲームがそのまま終了する。

主要カード
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond(STH)》
《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair(TSP)》
《虚空の杯/Chalice of the Void(MRD)》


Faerie メタランク:D

UBのクロックパーミッション
フェアリーと名を打っているものの、実のところフェアリーはそれ程入っていない。

ただし《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》は確定4枚なので
カウンターを誘うために不用意にスペルを打つと、
打ち消された上に相手にクロックが増えているということになりかねない。

《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》で手札を蓄え
ある程度場を整えてから攻勢に転ずる。
その点では他のクロックパーミッションよりは遅く、Landstillよりは早い。

《苦花/Bitterblossom(MOR)》と《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》の
組み合わせは強力で、回り始めるととめる手立てが無くなってしまう。

また3色目としてGを足し、タルモゴイフを増やすのが一般的。
Wを足して《剣を鍬に/Swords to Plowshares(4ED)》まで伸ばすかはその人次第か。
とはいえどちらもマナ拘束は1なので、素直に4色にしても問題ない。

主要カード
《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》
《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
《苦花/Bitterblossom(MOR)》


サバイバル メタランク:D

《適者生存/Survival of the Fittest(EXO)》を中心に据えたデッキ。
その場その場で必要なクリーチャーを適宜サーチすることで場を掌握する。
《目覚ましヒバリ/Reveillark(MOR)》を使用した無限ダメージコンボも
実装されているので、有利にすすめているように見えても気を抜くことは出来ない。

ATSと呼ばれていたころの
《貿易風ライダー/Tradewind Rider(TMP)》や《憤怒/Anger(JUD)》は
もう入ってないことが多い。

《真髄の針/Pithing Needle(SOK)》で《適者生存/Survival of the Fittest(EXO)》を
指定するだけでもかなりの減速が必須。
また《謙虚/Humility(TMP)》でクリーチャーの能力を止められるのも
デッキの根幹が崩れてしまう。

# 正直これ以上書けるだけの知識が無い

主要カード
《適者生存/Survival of the Fittest(EXO)》
《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob(10E)》
《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》


親和 メタランク:D

いわずと知れた親和。
ミラディン当時からの破壊力に翳りなし
……なのだが、弱点も多いのでレガシーでは余り使われていない。

しかし実のところ、直接親和をメタっているデッキとなると
《破滅的な行為/Pernicious Deed(APC)》入りのBGタイプだけなので
会場に出てくるとかならず勝ち星は上がる、というデッキである。

昔から大きく形は変わっていないが、
《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum(LRW)》は展開力を大幅に上げるので
かならず搭載されているといっていい。
最終的に《エイトグ/Atog(MRD)》を使うか
《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault(MRD)》を使うかは個人の趣味。

主要カード
各種アーティファクトランド
《電結の荒廃者/Arcbound Ravager(DST)》
《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum(LRW)》



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